・MSFTの株価の推移は、S&P500のなんと3倍(直近5年間)
・「Windows」から「Office」,「Azure」までビジネスが多様性に富む
・16年連続増配、積極的な自社株買い(10年で発行済み株式は10%程減少)
・2020年営業CFマージンは40%超、多額のキャッシュを生み出す収益構造
本記事では意外と知られていないMSFTの魅力を資料を用いて説明していきます。
内容は今後も随時アップデートしていく予定です。
MSFT(マイクロソフト)とは

マイクロソフトは1975年創業、個人や企業向けソフトウェアを開発しライセンスを供与しています。
事業は、
- プロダクティビティ&ビジネスプロセス部門・・・Office365、SharePoint、Skype、リンクトイン、Dynamics
- インテリジェントクラウド部門・・・Azure、WindowsサーバーOS、Github
- モアパーソナルコンピューティング部門・・・Xbox、Bing、ディスプレイ広告、Surface、タブレット等
の3部門で主に構成されています。
マイクロソフトは収益のメインを、従来の業務ソフトのOfficeなどの販売からサブスクリプションに変化させることで継続的な成長を遂げ、収益を拡大していきました。
基本ソフトの「Windows」や業務ソフトウェアの「Office」からクラウドサービスの「Azure」まで幅広く、顧客の囲い込みに貢献しています。
また2016年に約3兆円で買収したビジネス向けSNS「LinkedIn」に代表されるように、近年はSkype、Githubなど、積極的な買収を進めています。
我々がExcelなどの業務ツールを手放せないように、すでにマイクロソフトは我々のインフラになっているのですね。
MSFTの株価
さあ、株価を見てみましょう。

直近5年間のMSFTの株価の推移は、S&P500の何と3倍。
「マイクロソフトは、もはや預金」と揶揄される理由がよく分かります。
MSFTの業績

売上は着実に増加。

営業利益率は25〜40%を推移。

EPSも堅実に増加しています。

BPSも順調に伸びています。
堅実な経営が出来ており、MSFTが長期保有に向いていることが分かりますね。
MSFTのキャッシュフロー

フリーCFは年々増加。

2020年の営業CFマージンは驚異の40%越え
(米国株の平均は11.9%前後)
私は営業CFマージン15%以上を投資の目安にしていますが、十分売り上げに対してキャッシュを生み出す力が強いことがわかります。
MSFTの配当金・自社株買い

マイクロソフトは16年連続の増配企業です(2021年6月現在)
ただし、株高から直近の配当利回りは1%以下となっています。

マイクロソフトは毎年自社株買いを実施しており、発行済み株式数を年々減らしています。
ここ10年で10%程、発行済み株式数を減らしました。
株主還元の姿勢も積極的であり、投資対象としては申し分ないですね。