・世界4位のたばこ販売会社
・株価は5,000円をつけて以降下落傾向
・20年度本決算にて来期減配発表、24円減配の130円へ
【投資初心者の方へ】
月額220円で1株から購入できる証券会社が登場。
少額からでもTポイントでも投資ができちゃう、株主デビューには「ネオモバ」が魅力的!
株価指標
・株価:2,191円
・PER:16.2倍
・PBR:1.48倍
・配当金:154円
・配当利回り:5.93%
・配当性向:88.0%
2021/6/25時点のデータ
事業内容

通称JT、世界4位のたばこ販売会社。
「ひとのときを、想う。」のCMでもおなじみ。
昨今、ESG投資の観点からJTは機関投資家の投資対象として除外されています。
ESG投資とは
Environment:環境
Social:社会
Governance:統治
これら3つの視点を考慮した投資を意味します。
ESGの観点から問題があると判断される企業(化石燃料を大量に使用する企業、武器を製造する企業、反社会的企業など)は投資対象から除外されます。
そのため、JTの株価はずっと下落しています。
事業セグメント

海外たばこ販売が6割
他は国内たばこ販売が3割、加工食品が約1割となっています。
セグメント別の売上推移は下記の通り。
国内外のたばこ販売事業はやや下落気味です。

株価チャート
1年チャート
5年チャート
JTの株価は下落基調
5年チャートを見ると、2016年の5,000円から2020年には2,000円まで下落しています。
2020〜2021年にかけては2,000円台を推移しています。
これはESG投資による海外機関投資家の売りが一因とも言われています。
下記は08年と20年度の株主構成です。

参照:https://www.jti.co.jp/investors/library/annualreport/pdf/annual08_J_partition11.pdf

参照:https://www.jti.co.jp/investors/stock/overview/index.html
12年間で海外機関投資家の保有比率は28.9%→21.85%まで減少しています。
ESG投資の観点から海外投資家からの買いが入らない限り、株価の上昇見込みは低いと思われます。
売上高・EPS推移

売上・EPS共に緩やかに下落傾向
たばこ市場は年々厳しくなっています。
17〜19年にかけて海外企業(インドネシア・フィリピン・ロシア・バングラディッシュ)を立て続けに買収していますが、売上の減少に歯止めがかかっていません。
財務状況

自己資本比率:46.9%
有利子負債倍率:0.38倍
ROE:13.16%
ネットD/Eレシオ:0.28倍
財務体質は堅調
財務体質は全く問題なさそうです。
配当利回り・配当性向
・配当金:130円
・配当利回り:6.03%
・配当性向:96.0%
21年度本決算で24円の減配を発表。
通期見込みの下方修正が入り、配当性向が100%を超えるためです。
これまでJTは減配しない、と言われてきましたが遂にその牙城が崩れました。
尚、JTの配当性向は相変わらず90%超えですので来期は更なる減配の可能性もあります。
JTの大株主は財務大臣であるため、そう簡単には減配しないと思っていましたが、業績悪化では仕方ないですね。
株主優待

参照:https://www.jti.co.jp/investors/stock/privilege/index.html
1年以上継続保有の株主へ保有株数に応じて
年に1回、JTグループ会社の商品がもらえる
12月が権利日となります。
20年度の内容はレトルトご飯やカップ麺セットが選べました。
まとめ
みんな大好きJTは保有しない方が良い
高い配当利回りに目が奪われがちですが、業績自体は減少しており、
今後の業績も緩やかに悪化していくと思われます。
常に減配リスクが伴うため、配当目的での保有は控えた方が良さそうです。
投資初心者にオススメの証券口座
投資初心者には「SBIネオモバイル証券」がオススメす。
・1株から買える
・スマホでお手軽簡単
・Tポイントで投資ができる
少額で分散投資できることが魅力的ですね!